海洋生物(プランクトン) 観測データ
海洋生物(プランクトン) 観測データフォーマット
平成20年8月8日
フォーマット:FORTRAN形式で記述
ヘッダレコード‐1(測点情報・観測年月/位置など、1測点につき1レコード)
ヘッダレコード‐2 (測定方法等の情報、1観測層につき1レコード)
コメントレコード(必要に応じて作成する)
データレコード‐1 (各種の重量測定値、1観測層につき1レコード)
データレコード‐2 (除去生物の内容、1観測層あたり複数レコード)
データレコード‐3 (同定生物の内容、1観測層あたり複数レコード)
(注) データレコード‐1 ~ データレコード‐3は、観測が行われている場合にのみ存在します。
ヘッダレコード‐1(測点情報・1測点につき1レコード)
フィールド | 項目名1 | 項目名2 | フォーマット | 項 目 説 明 |
---|---|---|---|---|
001-001 | ヘッダ情報 | A1 | 常に"H″(ヘッダレコードを判別) | |
002-002 | レコード情報 | A1 | 常に"C" C:データ続きあり D:データタイプ終わり E:測点の終わり |
|
003-017 | 位置 | 緯度 | I2,I2,I2,A1 | ddmmssN(S) |
経度 | I3,I2,I2,A1 | dddmmssE(W) | ||
018-025 | 観測年月日 | 年月日 | I4,I2,I2 | yyyymmdd(GMT) |
026-031 | 観測開始時刻 | 時分秒 | I2,I2,I2 | hhmmss(時、分、秒) (GMT) 異常の場合は空白 |
032-033 | 国コード | A2 | 国コード(PDF)参照 | |
034-038 | 観測機関コード | A1,A2,A2 | 観測機関コード参照 | |
039-045 | 船舶コードor識別コード | A7 | 船舶コード参照またはブイ等の識別番号。 旧コードから変換不能なコードは旧コードの頭に"_"を付す |
|
046-048 | 航海番号 | I3 | 年、船舶コード別に自動付番した番号 | |
049-052 | プロジェクトコード | A4 | プロジェクトコード参照(PDF)参照 | |
053-058 | プロジェクト制限 | 年月 | I4,I2 | 提供可能になる年月、通常ブランク "999999"の値で提供不可を示す |
059-060 | 水色 | A2 | 気象関係コード(PDF)参照 | |
061-062 | 透明度 | A2 | 単位:m | |
063-068 | 風 | 風向 | I3 | 360度表示 calm : ブランク、不定or不明 : 999 |
風速 | F3.1 | 単位:00.0m/s *気象庁風力階級(PDF)の場合は頭に"L"を付す |
||
A1, I2* | ||||
069-075 | 風浪 | 方向 | I3 | 360度表示 |
波高 | F3.1 | 単位:00.0m *気象庁風浪階級(PDF)の場合は頭に"L"を付す |
||
A1, 1X, I1* | ||||
周期 | A1 | 単位:秒 9秒を超える場合は昇順にアルファベットを付す。 (例)A:10秒、B:11秒、C:12秒、… |
||
076-082 | うねり | 方向 | I3 | 単位:度 |
うねりの高さ | F3.1 | 単位:00.0m *気象庁うねり階級(PDF)の場合は頭に"L"を付す |
||
A1, 1X, I1* | ||||
周期 | I1 | 単位:秒 9秒を超える場合は昇順にアルファベットを付す (例)A:10秒、B:11秒、C:12秒、... |
||
083-086 | 気温 | 乾球の値 | F4.1 | 単位:000.0度 |
087-088 | 湿度 | I2 | 単位:% 下2桁 | |
089-090 | 天候 | A2 | WMO code 4501 または WMO code 4677(気象関係コード参照)(PDF) | |
091-094 | 雲 | 雲量 | I2 | WMO code 2700(気象関係コード参照)(PDF) |
雲形 | A2 | WMO code 0500(気象関係コード参照)(PDF) | ||
095-099 | 気圧 | F5.1 | 単位:0000.0hPa | |
100-101 | 視程 | I2 | 単位:km | |
102-102 | 測点エラー情報 | A1 | ヘッダレコード内の情報にエラーがある場合のフラグ | |
103-103 | データエラー情報 | A1 | データレコード内の情報にエラーがある場合のフラグ | |
104-106 | 測点連続番号 | I3 | 同一航海番号(フィールド046-048)における001から始まる連続番号 | |
107-118 | 測点番号 | A12 | 調査機関によって付与された測点番号 |
ヘッダレコード‐2 (測定方法等の情報、1観測層につき1レコード)
フィールド | 項目名1 | 項目名2 | フォーマット | 項 目 説 明 |
---|---|---|---|---|
001-001 | レコード種類 | A1 | 常に“I” (測定情報レコードを判別) | |
002-002 | レコード情報 | A1 | 常に"D″(測定情報レコードの終わりを判別) | |
003-005 | 未使用 | A3 | ブランク | |
006-027 | JODC参照番号 | 国コード | A2 | ヘッダレコードの国コードに同じ |
年コード | A2 | ヘッダレコードの観測年(西暦)の下2桁 | ||
機関コード | A5 | ヘッダレコードの観測機関コードに同じ | ||
船舶コード | A7 | ヘッダレコードの船舶コードに同じ | ||
航海番号 | A3 | ヘッダレコードの航海番号に同じ | ||
測点連続番号 | A3 | ヘッダレコードの測点連続番号に同じ | ||
028-029 | レコード連続番号 | I2 | 同一測点内におけるレコード連続番号。ヘッダレコードを“01”とする。 | |
030‐034 | 観測点水深 | F5.1 | 海面から海底までの水深 単位は 0000.0m | |
035‐035 | 採集方法 | 採集器具 | A1 | コード表参照 |
036‐050 | ネット情報 | ネット種類 | A2 | 採集器具コードが"N"の場合のみ表示。 コード表参照 |
網地タイプ゚ | A4 | 採集器具コードが"N"の場合のみ表示。 " XXX", "NXXX", " XX", " NXX", " GG", " NGG" または "ASTM"。 次の網地番号と一対のデータである。 |
||
網地番号 | I4 | 採集器具コードが"N"の場合のみ表示。 網地タイプと一対のデータである。 |
||
メッシュサイズ | I5 | 単位はミクロン | ||
051-070 | 曳網によるサンプル採取 | 曳網方法 | A1 | 曳網方法 コード表参照 |
曳網最浅水深 | I4 | 曳網最浅:(曳網開始)水深 単位はm | ||
曳網最深水深 | I4 | 曳網最深:(曳網終了)水深 単位はm | ||
曳網距離 | I4 | 曳網距離 単位はm | ||
曳網速度 | I2 | 曳網速度 単位は m/s | ||
時 | I2 | 曳網時間:時 | ||
分 | I3 | 曳網時間:分(秒は1/10分に換算) | ||
071‐088 | 採水によるサンプル採取 | 採水層水深 | F5.1 | ネット以外の観測器具使用 採水水深 単位は 0000.0m |
採水層水温 | F4.2 | 採水水温 単位は00.00℃ | ||
採水層塩分 | F5.3 | 採水塩分濃度 単位は 00.000 ‰ | ||
採水層溶存酸素 | F4.2 | DO 単位は 00.00㎎/l | ||
089-091 | 生物 | 固定法 | A1 | コード表参照 |
計数法 | A1 | コード表参照 | ||
単位コード | I1 | 1 : /m2 2 : /m3 3: /haul 4 : /l 5 : /ml | ||
092‐107 | 同定者名 | A16 | 同定者名をローマ字(半角英字)で表記 |
コメントレコード(必要に応じて作成する)
フィールド | 項目名1 | 項目名2 | フォーマット | 項 目 説 明 |
---|---|---|---|---|
001-001 | コメント情報 | A1 | 常に"C"(コメントレコードを判別) | |
002-002 | レコード情報 | A1 | C:コメントレコード継続 D:コメントレコード終了 | |
003-005 | 未使用 | A3 | ブランク | |
006-027 | JODC参照番号 | A22 | ヘッダレコード‐2のJODC参照番号に同じ | |
028-029 | レコード連続番号 | I2 | 同一測点内におけるレコード連続番号。 ヘッダレコードを“01”とする。 |
|
030-改行 | コメント | A1 | コメント(フリーフォーマット) |
データレコード‐1 (各種の重量測定値、1観測層につき1レコード)
フィールド | 項目名1 | 項目名2 | フォーマット | 項 目 説 明 |
---|---|---|---|---|
001-001 | レコード種類 | A1 | 常に“D” | |
002-002 | レコード情報 | A1 | C:データ続きあり D:データタイプ終わり E:測点の終わり | |
003-004 | データタイプ | A2 | BP:生物(プランクトン) BB:生物(ベントス) | |
005-005 | レコードタイプ | A1 | 常に“1” | |
006‐027 | JODC参照番号 | A22 | ヘッダレコード‐2のJODC参照番号に同じ | |
028‐029 | レコード連続番号 | I2 | 各測点におけるレコードの通し番号(ヘッダレコードを“01”とする) | |
030‐034 | 観測点水深 | F5.1 | 海面から海底までの水深 単位は 0000.0m | |
035-042 | 濾水量 | 単位コード | I1 | 1 : /m3 のみ(未コードは1とする) |
仮数 | I5 | 1/10000位まで表示 (ex. 12345 => 1.2345) | ||
指数 | I1 | 上記の"仮数"に乗ずる指数 例を参照 | ||
大小フラグ | I1 | 以上・以下の符号、 1 : 以上、 2 : 以下 | ||
043-050 | 沈殿量 | 単位コード | I1 | 1 : ml/m3 2 : ml/haul |
仮数 | I5 | 1/10000位まで表示 (ex. 12345 => 1.2345) | ||
指数 | I1 | 上記の"仮数"に乗ずる指数 例を参照 | ||
大小フラグ | I1 | 以上・以下の符号、 1 : 以上、 2 : 以下 | ||
051-058 | 排水量 | 単位コード | I1 | 1 : ml/m3 2 : ml/haul |
仮数 | I5 | 1/10000位まで表示 (ex. 12345 => 1.2345) | ||
指数 | I1 | 上記の"仮数"に乗ずる指数 例を参照 | ||
大小フラグ | I1 | 以上・以下の符号、 1 : 以上、 2 : 以下 | ||
059-067 | 湿重量 | 処理コード | A1 | コード表参照 |
単位コード | I1 | 1 : mg/m3 2 : mg/haul | ||
仮数 | I5 | 1/10000位まで表示 (ex. 12345 => 1.2345) | ||
指数 | I1 | 上記の"仮数"に乗ずる指数 例を参照 | ||
大小フラグ | I1 | 以上・以下の符号、 1 : 以上、 2 : 以下 | ||
068-076 | 乾重量 | 処理コード | A1 | コード表参照 |
単位コード | I1 | 1 : mg/m3 2 : mg/haul | ||
仮数 | I5 | 1/10000位まで表示 (ex. 12345 => 1.2345) | ||
指数 | I1 | 上記の"仮数"に乗ずる指数 例を参照 | ||
大小フラグ | I1 | 以上・以下の符号、 1 : 以上、 2 : 以下 |
- 例1
- 仮数(Value)=30000 ( => 3.0000)
- 指数(Exp)=2
- データ=Value×10Exp=3×10×10=300
- 指数(Exp)=2
- 例2
- 仮数(Value)=40000 ( => 4.0000)
- 指数(Exp)=1
- 大小フラグ=2 (少ない) データ= (Value×10Exp)= (4×10)= 40 以下
- 指数(Exp)=1
データレコード‐2 (除去生物の内容、1観測層あたり複数レコード)
フィールド | 項目名1 | 項目名2 | フォーマット | 項 目 説 明 |
---|---|---|---|---|
001-001 | レコード゙種類 | A1 | 常に“D” | |
002-002 | レコード情報 | A1 | C:データ続きあり D:データタイプ終わり E:測点の終わり | |
003-004 | データタイプ | A2 | BP:生物(プランクトン) BB:生物(ベントス) | |
005-005 | レコードタイプ | I1 | 常に“2” | |
006‐027 | JODC参照番号 | A22 | ヘッダレコード‐2のJODC参照番号に同じ | |
028‐029 | レコード連続番号 | I2 | 各測点におけるレコードの通し番号 (ヘッダレコードを“01”とする) |
|
030-030 | 生物数 | I1 | このレコード中の除去生物種の数(最大3) | |
031‐062 | 除去生物(1) | 名称コード | I7 | 除去生物の名称コード |
生活史コード | A1 | コード表参照 | ||
性コード | A1 | コード表参照 | ||
分類コード | I23 | 除去生物の分類コード | ||
063-094 | 除去生物(2) *除去生物(1)に同じ | |||
095-126 | 除去生物(3) *除去生物(1)に同じ |
データレコード‐3 (同定生物の内容、1観測層あたり複数レコード)
フィールド | 項目名1 | 項目名2 | フォーマット | 項 目 説 明 |
---|---|---|---|---|
001-001 | レコード゙種類 | A1 | 常に“D” | |
002-002 | レコード情報 | A1 | C:データ続きあり D:データタイプ終わり E:測点の終わり | |
003-004 | データタイプ | A2 | BP:生物(プランクトン) BB:生物(ベントス) | |
005-005 | レコードタイプ | I1 | 常に“3” | |
006‐027 | JODC参照番号 | A22 | ヘッダレコード‐2のJODC参照番号に同じ | |
028‐029 | レコード連続番号 | I2 | 各測点におけるレコードの通し番号 (ヘッダレコードを“01”とする) |
|
030-030 | 生物数 | I1 | このレコード中の同定生物数(最大3) | |
031-070 | 同定生物(1) | 名称コード | I7 | 同定生物の名称コード |
生活史コード | A1 | コード表参照 | ||
性コード | A1 | コード表参照 | ||
分類コード | I23 | 同定生物の分類コード | ||
コメント | I2 | 01:多い 02 : 少ない | ||
31 : 細胞数の値が"CC" 32 : 細胞数の値が"C" | ||||
33 : 細胞数の値が"++" 34 : 細胞数の値が"+" | ||||
35 : 細胞数の値が"R" 36 : 細胞数の値が"RR" | ||||
37 : 細胞数の値が"RRR" | ||||
(31-37 : CR法による表記) | ||||
細胞数:仮数 | F5.2 | 000.00 小数点以下2桁 | ||
細胞数:指数 | I1 | 上記の"細胞数:仮数"に乗ずる指数 例を参照 | ||
071‐110 | 同定生物(2) *同定生物(1)に同じ | |||
111-150 | 同定生物(3) *同定生物(1)に同じ |
- 例1
- 細胞数:仮数(Value)=123.45
- 細胞数:指数(Exp)=2
- データ=Value×10Exp=123.45×10×10=12345
- 細胞数:指数(Exp)=2
- 例2
- 仮数(Value)=004.00
- 指数(Exp)=1
- コメント=01(多い) : データ=(Value×10Exp)=(4×10)=40 以上
- 指数(Exp)=1
- C-R法について
- プランクトン各種の出現頻度に応じて、CC(非常に豊富)、 C・・RR(非常にまれ),RRR等の記号を用いて表示する方法である。
各記号の表す意味には客観的な量的概念はなく定量的価値はない。