各層データ
各層データのデータ形式
各層データは、JODC標準フォーマット及びODVスプレッドシートによるダウンロードが可能です。
(NetCDFについては調整中)
JODC標準フォーマット
- データファイルの構造
- 1測点分のデータの集まりが測点数だけ続いたもの。
- 1測点分のデータの構造
ヘッダーレコード
フィールド | 項目名1 | 項目名2 | フォーマット | 項目説明 |
---|---|---|---|---|
001-001 | ヘッダ情報 | A1 | ヘッダレコードを判別 常に"H" |
|
002-002 | 測点終端 | A1 | 測点の終わり 通常"C" |
|
003-017 | 位置 | 緯度 | I2,I2,I2,A1 | ddmmssN(S) |
経度 | I3,I2,I2,A1 | dddmmssE(W) | ||
018-025 | 日付 | 年月日 | I4,I2,I2 | yyyymmdd(GMT) |
026-031 | 時間 | 時分秒 | I2,I2,I2 | hhmmss(時、分、秒) (GMT) |
032-033 | 国コード | A2 | 国コード(PDF)参照 | |
034-038 | 観測機関コード | A1,A2,A2 | 観測機関コード参照 ただし@で始まるコードはWODコード | |
039-045 | 船舶コードor識別コード | A7 | 船舶コード ブイ等の識別番号 旧コードから変換不能なコードは旧コードの頭に"_"を付す ただし@で始まるコードはWODコード |
|
046-048 | 航海番号 | I3 | 年、船舶コールサイン別に自動付番した番号 | |
049-052 | プロジェクトコード | A4 | プロジェクトコード参照(PDF) ただし@で始まるコードは WODコード | |
053-058 | プロジェクト制限 | 年月 | I4,I2 | 提供可能になる年月 |
059-062 | 水 | 水色 | A2 | 気象関係コード(PDF)参照 |
透明度 | A2 | 単位:m | ||
063-068 | 風 | 風向 | I3 |
360度表示 精度が落ちる場合は左詰 |
風速 | F3.1 A1, I2* |
単位:00.0m/s * 気象庁風力階級(PDF)の場合は頭に"L"を付す |
||
069-075 | 風浪 | 方向 | I3 | 360度表示 |
波高 | F3.1 A1, 1X, I1* |
単位:00.0m * 気象庁風浪階級(PDF)の場合は頭に"L"を付す |
||
周期 | A1 | 単位:秒 9秒を超える場合は昇順にアルファベットを付す A:10秒、B:11秒、C:12秒、... |
||
076-082 | うねり | 方向 | I3 | 単位:度 |
うねりの高さ | F3.1 A1, 1X, I1* |
単位:00.0m、 * 気象庁うねり階級(PDF)の場合は頭に"L"を付す |
||
周期 | I1 | 単位:秒 9秒を超える場合は昇順にアルファベットを付す A:10秒、B:11秒、C:12秒、... |
||
083-086 | 気温 | 乾球の値 | F4.1 | 単位:000.0度 |
087-088 | 湿度 | I2 | 単位:% 下2桁 | |
089-090 | 天候 | A2 | WMO code 4501 または WMO code 4677(気象関係コード参照)(PDF) | |
091-094 | 雲 | 雲量 | I2 | WMO code 2700(気象関係コード参照)(PDF) |
雲形 | A2 | WMO code 0500(気象関係コード参照)(PDF) | ||
095-099 | 気圧 | F5.1 | 単位:0000.0hPa | |
100-101 | 視程 | I2 | 単位:km | |
102-102 | 測点情報エラーフラグ | A1 | ヘッダ内の測点情報にエラーデータがある場合のフラグ 測点情報エラーフラグ(PDF)参照 |
|
103-103 | データレコードエラー有無フラグ | A1 | 測点内のデータレコードにエラーデータがある場合のフラグ データレコードエラー有無フラグ(PDF)参照 |
|
104-107 | 参照番号(1) | A4 | JODCで付与する参照番号(受領番号:年) | |
108-111 | 参照番号(2) | A4 | JODCで付与する参照番号(受領単位:年のシリアル番号) | |
112-115 | 参照番号(3) | A4 | JODCで付与する参照番号(受領単位の中のシリアル番号:ファイル単位) |
コメントレコード
フィールド | 項目名1 | 項目名2 | フォーマット | 項目説明 |
---|---|---|---|---|
001-001 | レコード種類 | A1 | C:comment | |
002-002 | 測点終端フラグ | A1 | E:測点の終わり D:コメントの終わり C:コメントの続きあり |
|
003-115 | コメント | A* |
データレコード
フィールド | 項目名1 | 項目名2 | フォーマット | 項目説明 |
---|---|---|---|---|
001-001 | レコード種類 | A1 | H:header, D:data, C:comment | |
002-002 | 測点終端フラグ | A1 | E:測点の終わり D:データタイプ終わり C:データ続きあり |
|
003-004 | データタイプ | A2 | データタイプコード表(PDF)参照 | |
005-009 | 測器コード | 大分類 | A2 | 測器コード表(PDF)参照 |
測器コード | 小分類 | A3 | 測器コード表(PDF)参照 | |
010-017 | データ単位 | A8 | データ単位コード(PDF)表参照 | |
018-019 | 水深単位 | A2 | 水深単位コード(PDF)表参照 | |
020-020 | 桁数 | データの桁数 | I1 | データカラムの桁数 |
021-021 | 指数 | データの小数点以下の桁数 | I1 | データカラムのうち、小数点以下の桁数 |
各データ第1項目 | 水深 | F6.1 | 00000.0m単位 | |
各データ第2項目 | データ | 不定 | 観測値 "桁数"と"指数"によりフォーマットが決まる |
|
各データ第3項目 | データ精度 | A1 | データ精度コード表(PDF)参照 | |
各データ第4項目 | データ加工フラグ | A1 | データ加工フラグ(PDF)表参照 |
ODVスプレッドシート形式
ODVスプレッドシートとは、ドイツのAlfred Wegener Instituteによって開発された海洋データ可視化ソフトOcean Data Viewで採用されているフォーマットで、より制約のあるgenericフォーマットを採用しています。可読性の高い、タブ区切りのASCIIテキスト形式です。
データ表示例

- 全般
- アスキーコード
- ファイル拡張子
- .txt
- カラム分離記号
- タブ
- 一行目:カラム・ラベル
-
- 標準ヘッダーラベル:Cruise,Staion,Type,mon/day/yr,hh:mm,Lon(゜E), Lat(゜N),Bot.Depth[m]
- データ変数の各カラムには、品質フラグQFがある。
- FETIの測器コード(PDF)を「InstType」に付けた。
- 二行目から最終行まで:データ行
-
- 各行はメタデータと一つの観測層のデータで構成されています。
- Cruiseは抽出したデータで船舶毎、観測期間毎に整理し航海番号を付けている。
- Stationの「型」は一文字で250層より少ない測点は「B」、250層より多い測点は「C」としている。
- Bot.Depthのデータがない場合は「0」を代入。
- 品質フラグ・カラム
-
- 品質フラグは一桁の整数:0=good,1=unknown,4=questionable,8=bad
-
FETIの測点情報エラーフラグ(PDF)をODVスプレッドシートの「InstType」の品質フラグ(QF)に反映させた。
FETI 0 2 3 4 5 6 7 8 9 ODV 0 0 0 0 4 4 8 8 8 -
FETIのデータ精度コード(PDF)をODVスプレッドシートの各データに続く品質フラグ(QF)に反映させた。
FETI 0 1 2 4 5 7 8 9 ODV 0 1 4 8 4 8
注意点・問題点
- ・JODCでは、観測機関・観測船舶等の情報を観測データとともに保管していますが、これらの情報はODV
スプレッドシートに変換する際に欠落します。データを利用される場合は、FETIフォーマットを参照されることを
お勧めします。
・FETIフォーマットでは、それぞれの変数の単位としては原則として観測機関から提出されたデータで使用されて いる単位を使っていますが、ODVスプレッドシートでは、そのままデータが使用できるように単位を統一しています。 なお、圧力深度は「Unesco Technical Papers in Marine Science 44 (1983)」から密度を一定として簡易的に「m」 に変換しています。
・FETIフォーマットでは、完全にはクルーズ、測点番号管理ができていないため、ODVで利用しやすいよう航海番号や 測点番号を抽出したデータから作成しました。船舶毎、観測日毎に整理し航海番号を付け、6日以上間隔が空いた場合、 別航海として取り扱っています。また、測点番号も元データの測点ではなくプログラム上で付けたものです。したがって、本来 一つのクルーズとして扱われるべきデータが複数のクルーズに分かれる場合やその逆の場合が起きることがあります。