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更新日:2019年5月23日
日本のGEOTRACESに関する活動
日本におけるこれまでの活動
日本でGEOTRCAESへの参加に関する議論は、2003年に始まりました。
2005年には日本学術会議にGEOTRACES小委員会が期限付きで設置され、文部科学省の科学研究費補助金によるGEOTRACES国家プロジェクト立ち上げのため小委員会メンバーを含む20名の研究者によりプロポーザルが作成されました。
残念ながらプロポーザルは採択されませんでしたが、各研究者の尽力により様々なGEOTRACES関連研究活動が実施されています。
日本の観測航海及び研究活動の実施状況は、他のページ調査研究計画をご覧下さい。
国際的にGEOTRACESプロジェクトは、計画段階からフィールドにおける調査研究活動に移り、現場での様々な活動が実施されています。GEOTRACESの研究推進委員会(SSC)は、日本からの研究者も参画し2006年に設置されています。
GEOTRACESの観測基準に合致した日本の初めての海盆を縦断するフル規格の観測航海が、白鳳丸によりインド洋で2009年11月から2010年1月にかけ実施されました。
日本学術会議 GEOTRCAES 小委員会
日本の研究活動を調整し国際GEOTRACESプロジェクトへの貢献を目的に、日本学術会議のSCOR分科会により、GEOTRACES小委員会の設置が2009年7月に承認されました。現在の小委員会(第24期)の構成は以下のとおりです:
氏 名 | 所属 ・ 職名 | 備 考 |
---|---|---|
蒲生 俊敬 | 東京大学大気海洋研究所・特任教授 | 連携会員 |
張 勁 | 富山大学大学院理工学研究部・教授 | 連携会員、PDC委員 |
小川 浩史 | 東京大学大気海洋研究所・准教授 | |
小畑 元 | 東京大学大気海洋研究所・准教授 | SSC委員 |
熊本 雄一郎 | 海洋研究開発機構・主任技術研究員 | |
佐野 有司 | 東京大学大気海洋研究所・教授 | |
宗林 由樹 | 京都大学化学研究所・教授 | |
武田 重信 | 長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科・教授 | |
永井 尚生 | 日本大学文理学部・教授 | |
西岡 純 | 北海道大学低温科学研究所・准教授 | DMC委員 |
則末 和弘 | 新潟大学理学部・准教授 | |
羽角 博康 | 東京大学大気海洋研究所・教授 | |
馬場 典夫 | 海上保安庁海洋情報部・海洋情報指導官 | 日本のDMO |
山田 正俊 | 弘前大学被ばく医療総合研究所・教授/所長 |
第24期小委員会の設置について
第23期小委員会の構成
第22期小委員会の構成
日本のGEOTRACESデータ管理オフィス
日本の研究者のGEOTRACESのデータポリシー及び手続きに従ったデータ処理、管理並びにデータの提出を支援するため、日本のGEOTRACES データ管理オフィス(DMO; Data Management Office)が日本海洋データセンター(JODC)に設置されています。
日本のGEOTRACES DMOとしてのJODCの付託事項(ToR)は、別のページ日本のデータ管理をご覧下さい。
IOC/WESTPACとの協力
2017年、IOC/WESTPAC委員会では、縁辺海の海洋環境に関する学際的協同研究に関するフレームワークを構築するため、日本、中国、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、ロシア、タイ及び日本の9カ国からなる「海陸間のエネルギー及び物質交換に関する西太平洋縁辺海における共同研究のためのフレームワーク」に関する作業部会を2017-2020年の活動として立ち上げています。本作業部会のPIは、富山大学の張勁博士が務めています。
GEOTRACES Japanメーリングリスト
国内関係者におけるGEOTRACESに関係する情報の共有を目的に、メーリングリストが運用されています。 メーリングリストへの参加、廃止あるいはメールアドレスの変更の申し込みは、以下までご連絡ください。
GEOTRACES Japanメーリングリスト連絡先
氏 名:富山大学 統合情報基盤センター 遠山 和大 メールアドレス:toyama (a) itc.u-toyama.ac.jp