各層観測データ


このファイルは、ナンゼン採水器及びその他の採水器によって複数層から取得されたサンプルを分析して得られたデータ項目が含まれています。水温、塩分、溶存酸素のデータが主要項目ですが、化学成分をも含め表1に示される多くの項目を有する観測点もあります。

表1 : データ項目一覧
項目名単位項目名単位項目名単位
水温pH(水素イオン指数) --- 総有機炭素ppm
塩分psu、無単位化学的酸素要求量(COD)ppm, mg/l飽和炭化水素ppb
溶存酸素(DO)ml/l生物的酸素要求量(BOD)ppm濁度ppm
リン酸塩μg.at/lアンモニア態窒素μg.at/lPCB(ポリ塩化ビフェニール)ppt
全リンμg.at/lクロロフィルαμg/lヒ素ppb
亜硝酸塩μg.at/lアルカリ度meq/lppb
硝酸塩μg.at/lフェオフィチンμg/l水銀ppb
ケイ酸塩μg.at/l全窒素μg.at/l総水銀μg.at/l
カドミウムppb

観測値と併せ水温、塩分及び溶存酸素については、IAPSOに準拠した標準層の値が内挿計算されると共に、現場密度、現場比容アノマリー、力学的深度アノマリー、サーモステリックアノマリー、水中音速も算出され格納されています。

各測点のデータにはJODC航海番号が付されており、1964年以前の航海番号は10桁(CCIISSCCCC)、1965年以降については12桁(CCYYIISSCCCC)で構成されています。

CC : 国コードYY : 観測年(西暦)の下2桁
II : 観測機関コードSS : 航海番号
CCCC : 1航海における測点連続番号

データ源 : 国内関係機関及び米国海洋データセンター
海域 : 日本近海を中心に全世界
期間 : 1906年 - 1993年
データ量 : 300,965点
抽出キー : 国コード、観測機関コード、期間、船コード、海域(経緯度)、プロジェクトコード、データ項目
参考資料 : 各層観測データカタログ (1989年3月)

表2 : データ項目のID番号と種類

ID項目名ID項目名ID項目名
1Messenger Time12生物的酸素要求量(BOD)23
2水温13アンモニア態窒素24水銀
3塩分14クロロフィルα25総水銀
4溶存酸素(DO)15アルカリ度26カドミウム
5リン酸塩16フェオフィチン27(未使用)
6全リン17全窒素28現場密度
7亜硝酸塩18総有機炭素29サーモステリックアノマリー
8硝酸塩19飽和炭化水素30現場比容アノマリー
9ケイ酸塩20濁度31力学的深度アノマリー
10pH(水素イオン指数)21PCB(ポリ塩化ビフェニール)32水中音速
11化学的酸素要求量(COD)22ヒ素

[File Format] データファイルのフォーマット

[Image] 各層観測データの測点図

[Access to DB] データベースへのアクセス


各層観測データの加工例

以下に、各層観測データを使用して作成した図面の例を示します。


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更新日 : 平成10年1月12日