「北太平洋亜寒帯循環と気候変動に関する国際共同研究」
におけるデータポリシーについて

 研究推進委員会

 本プロジェクトでのデータポリシーについて、明文化することによりプロジェクト内でのデータ流通を一層促進し、また、情報公開に対する社会的要請の強まりに対応するために、今後プロジェクト内でのデータ流通及び一般へのデータ公開については、以下のようにする。
 
また、国際機関が実施しているデータ交換推進プログラムについては、可能な限り協力する。

 1.海洋データの提出について
  本プロジェクトのもとで観測した関係機関(以下データ生産者という。)は以下の要領で、JODCにデータを提出する。

(1)提出時期について
  データ生産者は観測終了後物理データは1年を目処に、化学・生物データについては2年を目処に取得したデータをJODCに提出し、プロジェクト内での流通が図れるようにする。
  ただし、早急にデータの流通が図れる海洋データについては、6ヶ月を目処にJODCに提出する。(例:ADCP,XBT等)

(2)提出するデータについて
 
本プロジェクトにおいて取得される海洋調査データとする。(例:CTD,XBT,ADCP,各層観測及びその他の海洋データ( 二酸化炭素データ等を含む。))

(3)データの流通について
 
提出されたデータについては、JODCが運用する本プロジェクト第4分科会のホームページに載せ研究参加機関でデータの有効利用が出来るようにする。


2.海洋調査報告( Cruise Summary Report :CSR)について
  CSRについても、調査終了後下記の要領でJODCに提出する。
  CSRは海洋データの全世界にわたる収集目録として利用され、科学者、計画管理者及びデータ管理者にとって、誰が、いつ、何処で何を収集したかタイムリーな情報として利用される重要な報告書です。
  提出時期:航海後2週間以内にJODCに送付
  フォーマット:世界共通フォーマット
 
掲載場所:JODCが運用する本プロジェクト第4分科会のホームページに掲載する。

3.一般へのデータ公開について
  JODCに提出されたデータの公開については、観測終了後3年間は本プロジェクト関係者のみとし、この間の関係者以外への公開にはデータ生産者の許可を必要とする。
  それ以降は、原則として一般に公開をする。