北西太平洋地域における海洋及び沿岸の環境保全・管理・開発のための行動計画
「北西太平洋地域における海洋及び沿岸の環境保全・管理・開発のための行動計画(NOWPAP)」は、1994年9月に国連環境計画(UNEP)の地域海行動計画の1つとして採択されました。NOWPAPの活動は北西太平洋地域における「陸上活動からの海洋環境の保護に関する世界行動計画(GPA)」の推進につながるものです。
北西太平洋地域は、素晴らしい海洋生物に加え商業的にも重要な漁業資源が生息する独自の生態系を持っています。また、この地域は世界でも有数の人口密集地域であることから、環境への負荷が著しく大きくなっています。
NOWPAPの目的は、地域内の住民が長期にわたってその恩恵を享受し、子孫のために地域の持続可能性が守られるよう、海洋・沿岸環境を有効に利用・開発・管理することです。
NOWPAPの対象範囲は、およそ東経121度から143度、北緯33度から52度にある海洋環境及び沿岸地域です。
北西太平洋地域における海洋及び沿岸の環境保全・管理・開発のための行動計画
NOWPAP:http://www.nowpap.org/
NOWPAPには日本、中国、韓国、ロシアの4カ国が参加しており、それぞれの参加国に計画に基づく地域活動事業の地域拠点となる地域活動センター(RAC;Regional Activity Center)が設置されています。
特殊モニタリング・沿岸環境評価地域活動センター(CEARAC:日本)
データ・情報ネットワーク地域活動センター(DINRAC:中国)
海洋汚染緊急時対応地域活動センター(MERRAC:韓国)
汚染モニタリング活動センター(POMRAC:ロシア)