MAPMOPP/MARPOLMONデータセット
MAPMOPP/MARPOLMONデータセットは、1972年の国連人間環境会議の決議を受け、政府間海洋学委員会(IOC)及び世界気象機関(WMO)により全世界海洋情報サービスシステム(IGOSS)のもと、1975年から1980年に実施された海洋汚染(油)モニタリングパイロットプロジェクト(MAPMOPP: Pilot Project on Marine Pollution (Petroleum) Monitoring)及び、その後続プロジェクとして1980年からIOCの海洋汚染全球調査(GIPME:Global Investigation of Pollution in the Marine Environment)の枠組みで実施された海洋汚染監視計画(MARPOLMON: Marine Pollution Monitoring System)から得られた、海面油膜等(Oil Slicks),浮遊タール(Tar Ball),漂着タール(Beach Tar),海水油分(Hydrocarbon)です。
JODCは米国NODCとともにMAPMOPP/MARPOLMONのデータ管理に国際的に責任を負う責任国立海洋データセンター(RNODC)の役割を担いました。
本データセットのフォーマットは、IGOSS SYNDARCフォーマットをベースに構築されています。フォーマットの詳細はデータ種別ごとに以下に示します。
なお、本データセットの利用にあたってはプロジェクト終了後更新されていないことにご注意ください。
1. データの詳細及びデータファイル
(1) 海面油膜及びその浮遊汚染物質
海 域:全世界(測点図)
期 間:1974年〜1998年
測点数:122,276点
データファイル:oilsyn (10.1MB)
データフォーマット:「こちら」を参照してください。
(2) 浮遊タール
海 域:全世界(測点図)
期 間:1973年〜1998年
測点数:12,405点
データファイル:tarsyn(2.3MB)
データフォーマット:「こちら」を参照してください。
(3) 漂着タール
海 域:日本沿岸及びタイ、マレーシア、インド沿岸(測点図)
期 間:1975年〜1998年
測点数:13,067点
データファイル:beasyn(2.3MB)
データフォーマット:「こちら」を参照してください。
(4) 海水油分
海 域:全世界(測点図)
期 間:1974年〜1998年
測点数:5,678点
データファイル:hydsyn(1.0MB)
データフォーマット:「こちら」を参照してください。
2. 観測方法
MAPMOPP/MARPOLMONの観測方法については、以下の文献をご参照ください。
(1) UNESCO (1976), IOC Manuals and Guides 7: Guide to Operational Procedures for the IGOSS Pilot Project on Marine Pollution (Petroleum) Monitoring (PDF: 2.4 MB)
(2) UNESCO (1984), IOC Manuals and Guides 13: Manual for Monitoring Oil and Dissolved/Dispersed Petroleum Hydrocarbons in Marine Waters and On-Beaches, Procedures for the Petroleum Component of the IOC Marine Pollution Monitoring System (MARPOLMON-P) (PDF: 1.4 MB)
(3) 海洋資料センター (1976), IGOSS海洋汚染(油)モニタリングパイロットプロジェクト実施要領改訂版 (PDF: 11.7 MB)
(作成/更新日2019年11月1日)